当たり前の事ですが、悩みは誰でも持っているものです。早々と自分の希望が叶えられ悩みが解消すると良いのですが、そうは簡単に事が進まないのが現実ではないでしょうか。 例えば、同僚には簡単に出来そうな仕事が、自分にはどう頑張っても上手く行かないとか、失恋して、自分の自信全てを失ってしまったとか、悩みの種類や深刻の度合いは様々です。 当然その結果としての精神状態も、早く諦めがついて、立ち直れるものや、全く立ち直れず日常生活に支障をきたして、仕事や大事な人間関係を喪失してしまうもの等様々です。 友人や家族と悩みを相談して、ストレスを発散したり解決を模索出来ると良いのですが、いろんな理由で相談が出来なかったり、相談できる相手がいないことがあります。 この場合、仔細な悩みでも深刻に捉えてしまい、一人で悩み苦しんで、追い詰められ、うつ状態になったり、パニック発作を起こしたり等することがあります。結果として自信を喪失してしまうことが多く、これは、特に人と人とのつながりが表面的で希薄となっている現代では生じ易いのです。 人は意外と弱いものですね。自分の自信は直接的には自分で努力し体験して獲得するものですが、その評価や動機付けの過程においてはどうしても他人の力を借りなければなりません。 確かに周囲からの評価によって自分のアイデンティティーが大きく変化することは時々、体験することではないでしょうか。 話は元に戻りますが、次第に低下してきたこの自信は、あまりに低すぎると周囲との接触を避けなければ自分を保てなくなるため、日常生活の範囲を狭めて更に孤独に陥り、自信の喪失を加速させ、他人に対して被害的にとらえたりして、周囲との摩擦を生み、更に周囲からの評価を落とす悪循環に入ってしまうことになるのです。 つまり、過小な自己評価が様々な精神的変調の原因となっていることが現代社会では多いのです。 当院では患者様のプライバシーを守りつつ、一期一会の出会いを重要視するクリニックを目指したいと思っております。 |
こころのクリニックゆめ 私の経歴
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