解離のデメリットとしては以下のものが考えられます。
- 自我を拡散させるために統一的自我を失い、当然、自我同一性が失われること。
- 外界のストレスに対して客観的、理性的、状況適合的判断に基づいて行動を起こすことが困難となること。
- 人格間の調和を図る為には余分な精神的エネルギー、時間を費やすこと。
- 記憶の障害や状況適合的行動が困難になったり、時間がかかるため、当然に社会適応が困難となること。
- 解離することで社会的不適応を起こしたり、人前で解離することが自己評価を低下させ更に社会から逃避的となること。
- 解離が頻回に起こり自己評価の低下、社会的不適応が顕著になると、解離自体が大きなストレス要因となり、自我脆弱性は更に進行。病的防衛機制である解離を増々使用することになるという悪循環に陥ること。