解離性同一性障害(多重人格障害)

解離性同一性障害の治療

精神療法と環境調整、薬物療法があります。

  • 自己の安心、安全を図る為の、環境調整や周囲の障害に対する理解を得る必要があります。
    解離、多重人格は周囲には了解不能、怠慢と受けとられ易く、更に本人を窮地に追い込むことになり易いのです。
  • 解離から強引に引き戻そうとしたり、人格を強引にまとめようとすることは、防衛機制(環境に適応するための自分なりの工夫)を強引に奪い取ることとなり、大きくストレスになります。
  • 根本的に薬物療法は効果が少ないと考えられていますが、直接的効果が少なくても、上記の統合失調症、双極性障害、鬱状態を薬物療法で改善させることはとても重要であり、効果は十分に期待できます。
    解離や、多重人格にならざるを得なくなった状況が改善し、合併する統合失調症、双極性障害、鬱状態を治療し、改善すると、解離や、多重人格等の病的防衛機制をとる必要がなくなる為、自然と改善してきます。
    但し、解離や多重人格といった究極の病的防衛機制を取らざるを得なくなった状況を考慮すると、環境調整は不可欠であり、この環境調整が上手く行かなければ薬物療法の効果は限定的とも言えます。


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