統合失調症

統合失調症の認知機能障害

【5】ワーキングメモリーと実行機能の関係

ワーキングメモリーと実行機能との関係は、完全に別のものか一つのものかという議論があります。
実行機能が障害され様々な、問題や情報処理に渋滞を生じた場合、例えば深刻で不安な事象が多く頭内を占拠すれば、今、ここで起こっている事象に集中して可能な限り客観的に対象を一次記憶することは困難となることは容易に予想されます。
従って私としましては、ワーキングメモリーと実行機能はその境界を厳密に分けて考えることはかなり困難と思うのです。


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